望月衣塑子さんの講演会

安倍9条改憲に反対し、3000万署名の取組みを進める山梨県の「笛吹市民アクション」が活動開始1周年を記念して講演会を開催します。
◆期日 2019年6月16日(日)14:00~

◆会場 山梨県笛吹市「いちのみや桃の里ふれあい文化館」

    (笛吹市一宮町末木921−1)

当日は著書の販売もあります。
ふるってご参加ください。お問い合わせは080-8831-8884(倉嶋)まで。
 
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ウクライナに1500億円支援?

ネトウヨによる無内容の悪罵には辟易する。その根っ子にある情報は、これでもかと言うほどに歪曲されたもの。若しくは完全なデマ。

正義と平和のために情報を発信する側に立つものは、情報の正確性に常に気を配らねばならない。さもなくば、デマ・歪曲の本家ネトウヨの皆さまに付け込まれてしまう。

進行中の例を一つ。

「安倍首相、ウクライナに1500億円。北海道の被災地には5億円なのに」という主旨の情報が拡散しつつある。安倍首相が、ロシア・ウラジオストックで開かれている「東方経済フォーラム」に参加しており、ウクライナも参加していることから、私はてっきり、ウクライナとの個別会談の席上支援を表明したのかと理解した。

しかし、やや唐突感があったので、出所を確かめたところ、次のような経過ではないかと推測する。

まず、その1500億円支援というのは、2014年3月にオランダ・ハーグで開催されたG7首脳会合において、日本が、ウクライナに最大で1500億円(約15億ドル)の支援を行うことを表明したことを指す。

安倍首相が北海道の被災地支援として表明した5億円が、この間世界にばら撒いてきた支援額に比べあまりにも少額なことに怒った「ロバートさん」が、安倍首相が世界中にばら撒いてきた経過を取りまとめツイートしたものを、「ジョンレモンさん」がリツイートするとともに、Yahooブログにウクライナの部分だけを取り出して投稿したことから、この部分だけが独り歩きしたもの。以上、推測。

揚げ足取りしかできないネトウヨは、虎視眈々狙っているから、委縮はせずに、しかし注意深く、堂々と進もう。

 

(ロバートさんのツイート)

 

(ジョンレモンさんのブログ)

blogs.yahoo.co.jp

県議会議長ポストのたらいまわし

山梨県議会議長が半年で交代した。

議長ポスト争いで頭に血が上り、予算審議をすっぽかしてから僅か1年半。突貫工事で議会基本条例を仕上げて半年余。相も変わらずの体たらく。嘆かわしい。

 

山梨県議会といえば、こちらに住まいして間もなく、親しくなった県庁幹部から、議会質問は県庁職員が作っていると聞かされてびっくり仰天。その後も何人かの現職・OBに訊いてみたが、事実のようだ。何でも、担当職員が議員先生にビッタリ張り付いているとか。これで月77万円の議員報酬、同じく月23万円の政務活動費、計月100万円が貰えるのならいいねえ(政務活動費は会派に月一人当たり5万円)。

 

これも越してきて間もなく、地元紙に県会の質疑の様子が載るが、妙に「キレイ」なのだ。もっとドロドロした、脱線気味の質問があってもいいのでは、と疑問に思っていたが、それならと納得した。シナリオができているのだ(ほんの一部の党派を除いて)。ならば極端な話、当選したばかりの1年生議員でも議長職が務まるだろう。

 

それほどに軽い県議会議長ポストだから、たらいまわしすることに、議会運営上の不安はないということだ。一度だけ県議会の議長室に足を踏み入れたことがあるが、何よりも感動したのがズズズズズズーと壁に掲げられた歴代議長の写真だ。もうはみ出しているという様だ。せっかくだから、偉人館のスペースを半分くらい提供してもらって掲示してはどうかねえ。

 

さて本題。この軽さの程度は全国的にみていかほどのものか調査することにした。

ネットで「県議会議長ポストのたらいまわし度ランキング」なんてものがないか探したが、さすがにない。

 

仕方がないから、ネットを使って本邦初の調査をかけることにした。

「〇〇県議会議長 歴代」の〇〇に県名を入れて検索すると、「歴代議長・副議長一覧」が先頭で引っかかってくる場合が少なくない。もちろん、そういうところばかりではない。山梨県も歴代議長は冷たく扱われているようで、お誂え向きのデータは取れず、多少推定が入っている。

 

以下、分析結果。

地方自治法が制定された昭和22年から最近までの約70年間のデータを、把握できる範囲で取りまとめた。集計できた都道府県数は33。任期一年で交代していれば「戦後初代」から数えて70代となる。実際60~70代という都道府県が目立つ。平均は57代。

 

そして、めでたいことに、山梨県は83代とトップに輝いた。これも戦後営々として公平の原則に立ってポストをたらいまわししてきた議員諸侯の努力の賜物。これからも、県民の期待に応えて、「誰でもできる議長職」のいっそうの軽量化に務めていただきたい。

 

表 地方自治法制定(昭22年)以降の議長の「代数」

※「やっつけ仕事」です。ご容赦を。

都道府県

代数

北海道

30

宮城県

41

福島県

39

茨城県

63

栃木県

66

埼玉県

72

千葉県

71

東京都

43

神奈川県

70

新潟県

66

石川県

70

福井県

63

山梨県

83

長野県

58

岐阜県

71

静岡県

70

愛知県

63

三重県

69

滋賀県

67

京都府

41

大阪府

68

鳥取県

45

島根県

48

岡山県

68

広島県

31

徳島県

55

愛媛県

70

高知県

65

福岡県

49

長崎県

37

熊本県

57

大分県

47

鹿児島県

37

合計

1893

平均

57.4

「戦争に役立たない人間は非国民」という思想を有する「愛国者」

日差しは暖かそうだが、風が強いので、室内で時間をつぶしている。

例によって、新聞を脇に置いてネット上を逍遥していると、凄いことを書いている「愛国者」を発見した。

昨年7月の記事だが、相模原市障がい者施設でおきた19人殺害事件に関連し「重度障害者を死なせることは決して悪いことではない」と題して次のように書き込んでいる。ブログ名は「愛国を考えるブログ」で、「リンク集」には筆者が共感するサイトがずらり並んでいる。ご参考まで・・・。

(本文/原文のまま引用)
私も住んだことがある相模原市で日本の歴史に残る凄惨な事件が起きた。障害者施設に元職員の男が忍び込み19人を殺し、20人以上を負傷させたのだ。この数はもちろん戦後最高になる。おそらく津山事件の30人に次ぐ殺人数ではないだろうか?犯人の植松はまさに平成の都井睦夫の異名がぴったりだろう。

 植松は「障害者なんていなくなってしまえ」と供述しているという。あまりにも卑劣な犯行でさっさと死刑にするのが一番であるが、植松の言葉自体には実は聞く価値のある部分もある。それは「障害者は邪魔である」という観点だ。この施設には知的障害のある人たちがたくさんいたのだ。

 考えてみてほしい。知的障害者を生かしていて何の得があるか?まともな仕事もできない、そもそも自分だけで生活することができない。もちろん愛国者であるはずがない。日本が普通の国になったとしても敵と戦うことができるわけがない。せいぜい自爆テロ要員としてしか使えないのではないだろうか?つまり平時においては金食い虫である。

 この施設では149人の障害者に対し、職員が164人もいる。これではいくら職員を薄給でき使わせたところで採算が取れるはずもない。そんな状況では国民の税金が無駄に使われるのがオチである。無駄な福祉費を使わなくて済ませることが国家に対する重大な貢献となる。だからこそ植松が言うように障害者はいなくなるべきなのである。

 おりしも都知事選が行われているが、万が一鳥越俊太郎都知事になったら大変だ。鳥越の福祉政策は私たち愛国者の理想とは180°違うからだ。日本を良くするためにも鳥越を都知事にしてはいけない。今回の件でいかに重度障害者の現実が大変であるかわかるだろう。少しでも負担を少なくするためにも正しい政策を実行しなければいけない。そしてそれに逆行する政治家は正義の鉄槌を下さなければならない。

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昨年7月の記事だが、相模原市障がい者施設でおきた19人殺害事件に関連し「重度障害者を死なせることは決して悪いことではない」と題して次のように書き込んでいる。ブログ名は「愛国を考えるブログ」で、「リンク集」には筆者が共感するサイトがずらり並んでいる。ご参考まで・・・。

(本文/原文のまま引用)
私も住んだことがある相模原市で日本の歴史に残る凄惨な事件が起きた。障害者施設に元職員の男が忍び込み19人を殺し、20人以上を負傷させたのだ。この数はもちろん戦後最高になる。おそらく津山事件の30人に次ぐ殺人数ではないだろうか?犯人の植松はまさに平成の都井睦夫の異名がぴったりだろう。

 植松は「障害者なんていなくなってしまえ」と供述しているという。あまりにも卑劣な犯行でさっさと死刑にするのが一番であるが、植松の言葉自体には実は聞く価値のある部分もある。それは「障害者は邪魔である」という観点だ。この施設には知的障害のある人たちがたくさんいたのだ。

 考えてみてほしい。知的障害者を生かしていて何の得があるか?まともな仕事もできない、そもそも自分だけで生活することができない。もちろん愛国者であるはずがない。日本が普通の国になったとしても敵と戦うことができるわけがない。せいぜい自爆テロ要員としてしか使えないのではないだろうか?つまり平時においては金食い虫である。

 この施設では149人の障害者に対し、職員が164人もいる。これではいくら職員を薄給でき使わせたところで採算が取れるはずもない。そんな状況では国民の税金が無駄に使われるのがオチである。無駄な福祉費を使わなくて済ませることが国家に対する重大な貢献となる。だからこそ植松が言うように障害者はいなくなるべきなのである。

 おりしも都知事選が行われているが、万が一鳥越俊太郎都知事になったら大変だ。鳥越の福祉政策は私たち愛国者の理想とは180°違うからだ。日本を良くするためにも鳥越を都知事にしてはいけない。今回の件でいかに重度障害者の現実が大変であるかわかるだろう。少しでも負担を少なくするためにも正しい政策を実行しなければいけない。そしてそれに逆行する政治家は正義の鉄槌を下さなければならない。

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